2011
Apr
07
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紫外線について・・・
先日、滅多に見ないテレビを何気なしにスイッチON!しました。
偶然「眼」について眼科医師を交えてタレントさん達が話されているのを
聞いていて、感じた事を御報告します。 宜しければ皆様の御意見も伺いたく思います。
番組前半は 結膜弛緩症 についてでした。
この病気は私も日頃から非常に興味があり 今度皆さんに御紹介しようと思っていましたので
それはまた次回にしますが、今回はその番組内での 翼状片 についてお話ししたいと思います。
この翼状片を語る上で避けて通れないのが皆さん御存知の 紫外線 です。
先ず最初に、私の書いた絵心ゼロ


物凄く単純な絵で恥ずかしいのですが、この絵は1日の紫外線の入り込む方向を
表していると思って下さい。
この絵の中で一番防ぎたい方向は何番だと思われますか?
答えは、1と3なのです。
横から入る(耳側)紫外線は自分の眼を通して屈折し(鼻側)に集中するようになっています。

まさにこの「×」の部分に 翼状片が出来やすいのです。
上からの紫外線は比較的、帽子や日傘等で防ぎやすいのですが、
横から入る紫外線は サングラスが ベストなのです。
それもレンズ面が平たい物ではなく、深いカーブで目の周りを覆うようなデザインが
好ましいのです。 これにより紫外線の侵入は殆ど防げます。
ただ、テレビなどでよく言われている 色の濃い物は瞳孔を開かせてしまうので紫外線を沢山眼に入れてしまう。
だから色が薄くて眼が透けるくらいのサングラスが眼に良いんですよ! と言う
説は正しくありませんので、このブログをお読みのかたはお間違いない様に
お願い致します。 確かに色が濃いサングラスをすると「瞳孔は開いてしまいます」
これは間違いありません。 ただそれが色の薄い物と比べて眼に悪いと言うのは
飛躍し過ぎです。 瞳孔が開きっぱなしになり人によっては「疲れやすい」と言う
表現なら正しいです。 何故なら瞳孔が開こうが狭くなろうが 紫外線カットのレンズ
なのですから 有害な光線(紫外線)はカットされていますから瞳孔云々の話は関係が無いのです。
状況に応じて色の濃い物と薄い物を 使い分け する事が 大切です。
まとめます・・・
色が濃いサングラスは目に悪い と言う表現は間違いです。
テレビを観ていて 気になったので 御報告でした。