2011
Feb
08
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よく知られていないレンズのコーティング色について。
度の入ったレンズに「色」を付けた事は御座いますか?
濃度5%程度の薄い色のレンズから 上は85%くらいまでの
濃いめのカラーまで 様々な「色」が今では かなり自由に作成出来ます。
そんな時、皆さんは・・・ 何色の何%の濃度で作るか 迷われると思います。
最終的には 用途に合わせてお選び頂く訳ですが
実は コーティングの種類 については
メガネ屋さん任せになっていませんか??
この コーティング が カッコよく仕上げる為の
「隠し味」見たいなモノなんです。
逆を返すと ココに気をつけなければ 御自分の想像と同じ様な「色」は出来ないのです!
そこで これから 3つの隠し味を 御紹介致します。
1)ハードマルチコート
2)ハードコート
3)裏面マルチコート
これら3つのコーティングの違いをしっかり覚えておかないと
仕上がりが 想像と 全く違う・・・となる事も あるのです

一つづつ 解説していきます。
先ず1)の ハードマルチコートですが 殆どの場合
このコーティングになると思います。 特徴はレンズに余計な物の写り込みが少なく
一般のメガネレンズにも使われているくらい
明るく透明度が良いとされている一番メジャーなタイプです。
ですので、メガネ屋さんに 任せると 殆どの場合このコーティングになるのです。
しかし、良い事ばかりではありません。 見本通りの色合わせが非常に難しく
しかも 透明感があるので 相手から見られた時に 「いかにもサングラスに度が入っています」的に
なってしまうのです。
その点 2)のハードコート レンズは 一般的に売られている サングラスレンズと同様な
レンズ表面処理の仕方ですので、度付きサングラスにした場合 同じ様な 色合いで
仕上げる事が 比較的簡単に出来るのです。 但し、レンズに周りの余計な物が写り込むので
気になる方は 使いにくいかも知れませんので 店頭でテストが必要です。
最後に私が推奨するのが 3)です。
レンズ表面は カッコよく光り 見本に限りなく近い色で染められ、
なお且つレンズ後面は 写り込み防止でコーティングを付けていますので
嫌な余計な物の写り込みが 殆ど解消できます。
いわば、1)と2)の良いとこ取り の様な レンズなのです。
この様にして、たかが「色」ですが、されど「色」で
大変奥が深いのです。
御来店 頂ければ 詳しく 御話をさせて頂きますので
御興味のあるかたは 是非是非 お気軽にいらっしゃって下さい
