2019/11/26
映画イージーライダー ワイアットグラスについての新解釈。
不定期でお届けしています(笑)
忘れた頃にやって来る。
マニア向けブログ記事(^^♪
かなりマニアックな内容で、
ご興味ない方からすると
つまらないと思いますので
どうか飛ばして下さいませ。
ご興味ある方には
面白い記事になっていますので
最後までお付き合い頂ければ幸いです。
先ず、本題に入る前に
昔の俳優さんや歌い手さん達は
自分でフイッテイングしていた!
と言う、話です(#^.^#)
私は、昔タレントさんの付き人をしていた方や、
マネージャーさん、衣装さん、メイクさん、
そして、その当時の俳優さん達と
今でも親交があり、
よく当時の撮影現場の話で盛り上がるのですが
劇中やライブで
使用するメガネやサングラスは、
その都度、眼鏡屋さんに行き
フイッテイングをする
と言う事は
本当に少ないのだそうです。
現場、現場で御自分の膝の上で
えいっ!と曲げたり伸ばしたり、
机の淵を利用して、
やはり曲げたり伸ばしたり・・・
結構そうやって自分に合うように
工夫をされていたとの事です(*^-^*)
なんか、分からないでもありません。
撮影現場が町中だけとは限りませんので
山を下りて眼鏡屋まで行くとか((笑))
第一、どこに眼鏡屋さんがあるかなんて、
ググる事の出来ない時代には、
中々難しかったと想像します。
カメラアングルにより、
サングラスを装着した際に
鼻側の隙間から目線が出ると
かっこ悪いので、
よく、真ん中からエイッ!
と、曲げていたそうです。
なるほど。
と言うような時代背景と言いましょうか、
良い意味で昔は
おおらかだったのですね。
だから当時の俳優さん達と同じ
サングラスを今、手に入れても
なんか違うな~・・・
と思えるのですね。
そういう事のようです。
そんな昔の時代背景を
想像しつつ、
今回の記事は進めて行きます。
(毎回、前置きが長い!)
映画イージーライダー
1969年公開時に
ピーターフォンダが
劇中内で使用した
ワイアットグラスですが、
フイッテイングの為に、
あのロケ地から
眼鏡屋に わざわざ行ってまで
はたして
フイッテイングをしていたのだろうか!!?
考えられへん!
だって、それはワイルドじゃないですよね!((笑))
と言う前提で
今回のピーター追悼モデルは
プロト造りを始めました。
これが新解釈①です。
一応、証拠写真です((笑))
↓ ↓ ↓

見えにくいかも知れませんが
テンプル(弦)を、ぐにゃって
曲げているのがお分かり頂けると思います。
どのカットを見ても、
結構あちこち形を変えているのが
分かりました。
もう一つの新解釈②は、
結構 衝撃的内容なのですが、
確かに劇中で使用していたのは
B&L製のオリンピアンⅠ DXで
間違えは無いと思うのですが、
ただレンズを色の薄いブラウンに
入れ替えて使用していた訳ではない!
と言う事に辿り着きました・・・
これはいったいどういう事でしょうか?
先ず私は今回のトイズマッコイさんとの
コラボで作成する究極のワイアットグラスを
設計するにあたり
あらゆる画像をキャプチャーして
紙ベースで出力し数百枚を
膨大な時間をかけて
見比べてみました。
そこで分かったことは、
劇中でのワンデラは、
8~9カーブあるレンズを、
6カーブにして使用している。
と言う事に行きついたのです(+_+)
そもそも当時、
8カーブや9カーブのレンズを
町の眼鏡屋さんが
撮影のために用意できたのか?
という事です。
ましてやガラスレンズで・・・
普通に考えると、
6カーブがせいぜいだと思います。
ではその証拠の画像を!
↓ ↓ ↓

向かって右側の
レンズ上部に御注目下さい。
ボンドが!
ハミ出てるじゃありませんか!!?
レンズを無理に入れているからですね。
飛び出て来ちゃうわけです(>_<)
更に!
↓ ↓ ↓

このカットを見ると
8カーブや9カーブあるようには
全く見て取れません(*'ω'*)
ワイアットはきっと劇中、
現場現場で緩くなったら曲げて
ずり落ちてくれば真ん中からも曲げたりして
眼鏡屋には行かずに対処していたのではないでしょうか?
うん。
そういう事にしましょう。
そういう前提で想像をしながら映画を見直すと
また別の見方が出来て更にこの映画が
面白く感じます★
だから劇中のワイアットグラスは
見る角度やアングルの切り替えや
シーンが変わると別物のサングラスのように
感じることがあるのではないでしょうか?
私はこれら2点の大きな新解釈を元に
今回のトイズマッコイさんとのコラボ作品、
「究極のワイアットグラス」の作成に
取り掛かりました。
プロトタイプを仕上げるにあたり、
私もワイアットと同じ様に
工具を使わずに自分自身の手で
曲げ伸ばしをしました。
劇中のワイアットの気持ちになって
形を作り上げました(*^-^*)
↓ ↓ ↓

向かって左側が70年代製の
B&Lワンデラのオリジナルの形状です。
そして向かって右側が
私が工具を使わずに
形づくりをした今回の作品です。
マネキンの頭部などにも
装着させて角度の調整や
劇中の雰囲気に近づける工夫をかなりしています。
更に拘ったのが、
ブリッヂの間隔です。

本来オリジナルのままだと
この狭さのですが、
曲げ伸ばしをワイアットは
していたと仮定するなら
この部分も違って見えるため、
私はこのような解釈で
作成しました。
↓ ↓ ↓

ココ、結構ポイントなんです★
如何でしたでしょうか?
変態レベルのマニアが作る
「究極のワイアットグラス」。
来年4~5月頃、発売します!
ちなみに、
レンズカーブを浅くした事で
「度付きレンズ」を入れたい方も
今までよりグッと身近になる筈です。
お楽しみに~★
店長
<お願い>
<ご注意>
※仮予約の方は、
必ず私宛にメールでお願い致します。
(お電話ではお受けできません)
※価格は38,000円(税41,800円)です。
※発売予定は4~5月の予定です。
※現段階の限定本数は150本です。
(ゴールド75本 シルバー75本)
展示会での反響次第で増産予定はあります。
※正式な予約受付開始は(12月中旬ごろ)になります。
仮予約の方々から優先的に私から個別メールをさせて頂きます。
その際に銀行振り込みでお支払いの方をお願い申し上げます。
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