2012
Jul
21
4
メガネ サングラスの希望修正箇所 (クリングスの巻)
今更 言うまでもなく 最近のメガネ サングラスは
色んな種類があって 非常に面白い! です。
私が学生の頃には メガネ屋さんに行くと
もうコレとコレとコレの中から キメテね。 見たいな感じで
メガネを選べる時代ではありませんでした

今の若い方々からすると それはもう 信じられないほど
メガネに 「ファッション」 なんて無縁でした・・・
ほんの一握りの方々を除いては、
完全に 「見る為の 道具」 だけでした。
そこから考えると 今 この時代が 本当に

しかし! そうは言っても やはり「視力補正」の為の重要な 道具です。
あまり ファッションだけを先行されても 困ります。
力学的、光学的観点からも メガネメーカーさんには 考えて頂きたいものです。
余りに 「視力補正」 「フィッテイング」 と言う部分を
忘れてしまった デザインが 増え過ぎています!!
これは 非常に危険な流れですので これから数回に分けて
私から メガネのパーツごとに 提案をしていきたいと思います。
このブログは 各メーカーさん達も 読んで下さっている様ですので
是非 参考にして頂きたく 思います。
あっ! 勿論 一般のユーザー様方にも
メガネ選びの際の 参考にして頂けると 幸いです。
それでは 第一回目は・・・
クリングス アームの付け位置 についてです。
「メガネが ずり落ちて困る」
これは メガネ サングラス ユーザーには 永遠のテーマかも知れません。
メガネが ずり落ちてしまう のには 幾つかの原因が 考えられます。
1)メガネ屋さんの 調整 フィッテイングが ヘタ。
2)購入時に 自分の顔に合う サイズを選ばなかった。
3)使用中に どこかフレームが 変形してしまった。
4)フレームのデザイン上 ずり落ちやすい。
と言うのが 大まかな原因です。
そこで、4)に注目をして頂きたいのですが
メガネやサングラスで 鼻に触れる部分を ノーズパットと
呼ぶ事が多いのですが それを支えている 物を
「クリングス」 とか 「クリングスアーム」と呼びます。
このクリングスアームの 付け位置に 問題が多いのです。
結論から申し上げると 製造段階で 付け位置が高過ぎるのです!
もう数ミリ下に 製造メーカーさんは 取り付けて頂く事を お薦めします。
そうする事により 自ずと 高い位置に メガネやサングラスを
持ち上げる事が 出来るのです。

上の 画像を御覧下さい。
全くもって 力学的要素に乏しく ましてや
私達 日本人の骨格にあいにくく なっています。
しかも 鼻パットの形状も いただけません・・・
コレでは 調整する側(私達 メガネ屋)も 限度があります。
そこで 私は 日本人用に 完全改造をします。
クリングスアームを 下に取りつけちゃうんです!!
そうする事によって 鼻眼鏡になるのを 最小限度 防いでくれるのです。

ボールペンで 指した位置まで クリングスアームを 溶接しなおします。
それがコチラです↓

如何ですか?
完全にクリングスアームの 形状と 位置を 変えたのが
おわかり頂ける事と思います。
この方法で メガネやサングラスは グ~ンと 上に持ち上がります。
毎回 何度購入しても メガネや サングラスが
御顔にあわない! と お嘆きのアナタ!!
実は 根本的に メガネ選びを 間違えているかも知れませんよ・・・
鏡の中の 御自身を ジックリ観察して 自分の骨格がどうなっているか、
そして どういうメガネの形状が 理想なのか、研究するのも
メガネ選びの 大切な要素です。
骨格を研究すると 普段気付かない 色んな発見があり、
メガネ選びが楽しくなりますよ~★