2012/12/13
羊頭狗肉
「商売」と言うのは 何でもいいから
売れりゃ勝ち。 売れなけりゃ負け。
そう考える商人も確かにいると思います。
その反面 傍から見たら「あいつ商売下手だな」
と思える人もいます。 色んな人がいて 色んな考えがある。
それは 私がどうこう言う問題ではありません。
しかし、「商業道徳」と言う言葉があります。
法律では裁けないけど 犯罪でもないけど
それは やったらダメだろう!
と言う いわば 人としての「良心」と言うものがあります。
商業道徳=良心 と置き換えるなら
商業道徳に反する商いは絶対にしたくないものです。
しかし残念な事に
私達の業界には、それが 存在します。
「当店は日本国内の正規店ですから 安心して御買物をして下さい!」などと
立派な宣伝をしている反面 並行輸入品と商品を混ぜて 販売している所があります。
何度も そのブランドメーカーに注意を施し 危険性を訴えて来ましたが
全く受け入れないばかりか そう言う店に協力をしている次第です。
私の目線からだと それは立派な商業道徳に反する行為だと思います。
当事者達も 少なくとも良い事だとは思っていない筈・・・(だと信じたいです。)
ブランド品が誰でも気軽に買える この時代に
何が大切なのか。
是非 真剣に考える時が来ていると思います。
本当にそのブランドが好きで
「育てる」つもりがあるのなら
売れりゃ勝ち!の精神を 少しは 自重するべきなのでは無いでしょうか?