2011/04/24
RAYBAN(レイバン)のレンズを計測
世界最大 のサングラス販売量を誇る RAYBAN(レイバン)。
これだけ売れているのには当然 訳があるのですが、
最大の魅力の一つとして 光学的な裏付け に基づいた、
既製品のサングラスとしては他を圧倒する素晴らしいレンズが
100年近くの歴史を守って来ているのです。
本来RAYBANはアメリカで生まれましたが、
現在ではイタリアの会社が販売権を持ち メイド イン イタリー
になっています。 アメリカ製からイタリア製に変わった事を境に
そのデザインも変わりました。 しかし現在では やはりアメリカ製の頃の
デザインが支持され 現行商品の多くは アメリカ製の リバイバル モデル が売り上げの多くを占める結果となっています。
その代表的なモデルが アビエーター、ウェイファーラー、クラブマスター等です。
ですのでこれらのモデルには 未だ 「ガラス レンズ」が使用されているのです。
究極の ユガミ ヒズミ の無い 世界が味わえるのです!!
しかし、しかしです。
現在のレイバンのガラスレンズとアメリカ製の頃のレイバンレンズでは、
大きな大きな違いがあるのです!
それでは御覧下さい。下の画像が私が計測した結果です。


1枚目の画像がアメリカ製レイバンです。
2枚目の画像が現在のイタリア製レイバンです。
レンズの中心厚が こんなにも昔と今では違うのです。
確かに現在のレイバンはガラスレンズなのに「軽い」と言う
素晴らしいメリットがあります。 素晴らしい技術です。
しかしその反面 落としたら ほぼ割れます。
ま、ガラスレンズなのですから当たり前と言えば当たり前なのですが、
私の様に往年のレイバン ファンからすると、 えっ!? 割れちゃうの!!・・・
と言う感覚です。
昔 よく 頭の上に乗せてコンクリートの上に落とすかたが多く、
それでも割れなかったです。 レイバンのレンズを割って来られるかたが 本当に少なかったです。
しかし 今は 非常に割って来るかたが 昔に比べ多い様に 感じます。
それは この 「中心厚」の違いからなのでしょうね。
ですので 昔からレイバンを知っているかたは、 是非、
気を付けて下さいませ。
もう昔の あの 頑丈で 割れない ガラスレンズでは ありませんので・・・
軽くて 使いやすい 今の ガラスレンズに 慣れて行かなくては・・・
<補足> 現在ではガラスレンズのほかにプラスチックレンズ仕様のモデルも
沢山出ていますので、昔の感覚で うっかり 車の中に入れっぱなし とか、
ゴシゴシ レンズを拭いちゃったり されない様 充分 御手入れには
御気を付け下さいませ
