2017/05/08
やっぱり、サングラスもガラスレンズだよな~(*´ω`* )な人の巻。
「オイラ、どうしてもガラスレンズが
好きなんだ~」
「昔はガラスしかなかったから
良い時代だったな~」
「一度使ったら
プラスチックは使えないよ~」
そんなコアでマニアな方々からの(笑)
御依頼を 泣きながらコツコツ夜な夜な
加工しています(T_T)
「店長だったら簡単でしょ!」
と、有難い御注文をた~くさん頂くのですが、
簡単じゃネェ~っつうの!
30年以上加工をしていますが、
未だにガラスの加工は出来る事なら
やりたく無いッス。
昔はガラスレンズを入れるありきのフレームが殆どですが、
今はフレームメーカーさんはガラスレンズの事を
考えて作っていませんから、相当 加工時に
工夫をしないとダメダメな事が多く、
そこが悩ましく中々皆さんに伝わりにくい
泣き所でもあるのです。
と、いう事でもう一度・・・
簡単じゃネェ~っつうの!
はぁ~・・・スッキリした(笑)
とは言え、有難い話ですので
私は絶対に断りたくありません。
ついつい涼しい顔で、
「大丈夫っす!」と
言っちゃうんだな~ (*´_ゝ`)
そんでもって、また夜な夜な
泣きながら加工する日々なのです。
今回もガラスレンズの
サングラスの御依頼がた~くさん来ましたので、
ほんの一例ですが御紹介させて頂きます。
先ずはコチラ↓

もう皆さま御存知のカスタムツーデラです。
ガラスの#3と言う
私が最も愛すべき特別なレンズを
カスタムしました。
フレームの方も全部手で磨き、
プラチナウルトラスペシャルスーパーシルバーメッキ
をかけました。
下地作りがミソなのです。

本当にピカピカで
まるで鏡のようです。

#3との相性抜群です★
お次は↓

これまた、大人気のツーデラに
私のオリジナルガラスレンズ
「Flash Max」の度付きです。
既にホームページやブログで
御紹介させて頂いていますが、
あの伝説のレイバンのクロマックスレンズを
透過率を上げて復活させた
私の自慢のオリジナルレンズです☆
度付きでも、度なしでも作れるのが
喜ばれています。
(お勧めできる度数制限はあります)

コチラのツーデラは最初に御紹介しました
ツーデラとは違い、スペシャルガンメタルで
メッキを致しました☆
当然、下地の処理は手磨きで光沢を
より強烈に出すために様々な工夫をしています。
さて、お次はOAKLEY
の人気モデル「オーバーロード」です。
何故にオークリーにガラスレンズ???
なのですが私の店ではこう言う組み合わせが
非常に多いのです。

綺麗ですね~♪
ブラウンベースにブルーミラーです。
勿論ガラスレンズです。
裏側から見るとこんな感じです↓

別角度から見ると、
更に綺麗です↓

このオーバーロードと言うモデルは
本気でガラスレンズを加工しようとすると
何日かに分けて加工しないと
中々、納得行くような仕上がりにはなりません・・・
プレフイッテイングも慎重に行わないと、
加工が終わってからフイッテイングをしようとすると、
レンズが多分割れてしまいます。
それほど固い硬い金属で出来ています(≧▽≦)
オーバーロードをもう一本↓

一件スタンダードなシルバーミラーですが
この中には沢山の工夫が詰まっています。
透過率30%のグレーベースに
シルバーミラーを使用しました。
勿論、ガラスレンズです☆
ついでに、アイコンの色も
カスタムしました。↓

如何でしたでしょうか?
ガラスレンズの本当の難しさは
レンズをただ削る事の難しさではなく
フレームとの相性を考察し
相性が悪ければどうすれば
一番ガラスレンズに負担が来ないように
加工できるのか、またフイッテイング出来るのかを
見極めてそれを具体的に手直しして行くのかが
一番難しい様に感じます。
「ガラスレンズの魅力は、
ガラスレンズを使った事のある人にしか分からない。」
重いし、割れるし、曇るし、
不便な事だらけ。
でも世の中、便利より不便な方が良い事もあります。
そんな強者の集まる店が私の店ですので、
その責任は絶対に裏切れません(>_<)
今夜もコツコツ
泣きながらガラスを削るとしますか・・・
<お願い>
私は日頃、店頭には居ません。
予約なしでおいでになる方が
おられるのですが、本当に御遠慮願います。
アルバイトやパートさんに
難しい事を聞かれても答えられません。
電話での御質問やお問い合わせも
御遠慮願います。
メールにて御予約をお願い致します。
ちゃんと予約して楽しみに御来店頂く方々の
迷惑になります。
他店で購入された物を持ち込む方に多く、
迷惑ですのでやめて下さい。
私の店は量販店ではありません。
ドンドンジャンジャン来てください!的な商売は
していませんので本当にお願いします。